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【be動詞 徹底解説】本当のbe動詞の意味と役割知ってる?

英語の注目度と必要性はますます高まっています。そんな中、いきなりTOEIC対策の問題集を解いてみたり、実践的に過去問をひたすら解いたりと、英語の基礎勉強を置き去りにはしていませんか?

基礎文法は、英語学習を行う上でとても大事になってきます。基礎文法を理解することなく、より高度な英語を理解したり身に付けたりすることは不可能と言ってもいいでしょう。

 

そこで、これだけ重要な基礎文法を徹底解説する記事を今回から連載させていただきます。第一回である今回は「Be動詞」についてです。

 

Be動詞を学ぶ前に

中学校で学ぶ最初の文法である「Be動詞」の使い方。

 

ですがいきなり説明に入る前に、まず大前提として知っておいていただきたいことがあります。それは、英語は【誰が・どうする・何を】で成り立つ言語だということです。この順番が変わることは絶対にありません。

 

       誰が=主語 どうする=動詞 何を=目的語、補語

                   ↓

          〈主語+動詞〉を中心に成り立っている

 

「主語」と言うのは日本語で言えば、「〇〇は」「〇〇が」のように動作を行う人物やモノを表します。

 

「動詞」は「~する」のように人やモノの動きを表します。「書く」や「行く」などの動作が代表的ですが、他にも「~だ・~である」や「~にいる」といった様子や状態などを表すものも動詞には含まれます。

 

この様に、英語は【〇〇は・が(主語)+~する・~である・~にいる(動詞)】という意味と順番で組み立てられる言語だということをまず知っておいてください。

 

Be動詞の形と使い分け

Be動詞にはいくつかの形があります。

be am are is was were been being

これら8つすべてBe動詞です。

 

Be動詞とは、beがもともとの形(原形)であり、am are is was were been beingに変化することができます。

 

ただ、これらすべてを説明しようとすると皆さん混乱すると思うので、ここでは基本になる「am are is」の3つに絞って説明していきます。

主語に応じて使い分ける

am are is」はいずれも同じbe動詞ですが、これらは、主語によって使い分ける必要があります。

 

下の表にまとめてみました。

 

人称

主語

be動詞(現在形)

1人称単数

I

am

2人称単数

You

are

 

3人称単数

He, she

It

Johnなど

 

is

1人称複数

We

are

2人称複数

You

are

 

3人称複数

They

These

Boysなど

 

are

 

このように、「am are is」はいずれもbe動詞ではありますが、決まった法則があります。

 

主語に応じてそれにあったbe動詞を選べばいいということです。

 

Be動詞の意味は「イコール」と「所在(居場所)」

Be動詞には、2つの意味があります。それは、「イコール」と「所在(居場所)」です。

では、実際の例文を使って確認していきましょう。

 

①イコール

主語(~は、~が)+be動詞+主語を説明する語

          〈=〉  〈主語を補う言葉→補語〉

I am John. (私はジョンです)

I = John

 

You are a student. (あなたは生徒です)

You = student

 

He is a man. (彼は男性です)

He = man

 

She is 20 years old. (彼女は20歳です)

She = 20 years old

 

We are happy. (私たちは幸せです)

We = happy

 

この様に、be動詞は主語と補語がイコール関係にあることを表すときに用いる動詞であることを覚えておいてください。

 

日本語訳に直すと「~です」と安易に考えてしまう人が多いですが、日本語訳で考えるより「イコール」というイメージで捉えると簡単に感じませんか?そうなんです、皆さんが思っているより英語は簡単です。

 

②所在(居場所)

主語+be動詞+前置詞+場所

      〈名詞の前〉

 

I am at the station. (私は駅にいます)

→Iはthe stationにいるという所在を表している

 

They are in the park. (彼らは公園にいます)

→Theyはthe parkにいるという所在を表している

 

He is in the library. (彼は図書館にいる)

→Heはthe libraryにいるという所在を表している

 

A cat is on the table. (猫は机の上にいる)

→A catはthe tableにいるという所在を表している

 

この様に、be動詞は主語と場所の位置関係を表す、すなわち、所在を表すときに用いる動詞であることを覚えておいてください。

 

ここで新しく「前置詞」が出てきましたが、ここでは名詞の前に置かれる品詞なんだという事だけ知っておいてください。

 

この2つの形を見てもらえば分かる通り、冒頭でご説明した、【誰が・どうする・何を】の順番で単語が並んでいます。英語はとても規則正しい言語なんです。形さえ覚えればそう難しくはないはずです。どうですか?これを読む前より英語が簡単そうに見えてきませんか?

      誰が=主語 どうする=動詞 何を=目的語、補語

                  ↓

        〈主語+動詞〉を中心に成り立っている

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

今回は現在形である「am are is」の基本をご説明させていただきました。英語を学び始めた方はラッキーです。間違った覚え方をせずにこれから学習していくことができます。僕は、ある程度知識はあったものの、be動詞って主語によって形が変わるものでちゃんとした意味を理解していませんでした。

この「イコール」と「所在」のイメージを持つようになってから英語の見方が劇的に変わりました。

 

これからも文法について分かりやすく、「イメージ」と「形」を意識した説明をさせていただきますので、始めたばかりの方も、一度立ち止まっている方も僕と一緒に成長していきましょう。